【森友文書書き換え疑惑】朝日新聞、違う書類を見て「書き換え」と騒いでいた可能性
netgeek 2018年3月8日
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自民党の和田政宗議員による指摘。
朝日新聞さん、指摘する文書の件、まさかとは思いますが全く別の決裁文書の調書を比較し、文言が変わっていると指摘ということはないでしょうか?「売買契約の決裁文書」とは全く別の文書の「予定価格の決定の決裁文書」の調書と比較すると、朝日の指摘とほぼ合致するのですがhttps://t.co/rPoypRjfhI
— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2018年3月8日
要するに財務省は正式に売買契約を結ぶ前に予定価格について決裁文書をつくっていた。朝日新聞はこのうち予定価格のほうをみて売買契約の原本と勘違いしてしまったようだ。
▼当初の朝日新聞の報道。「『要請』から『申し出』に書き換えられた」などと報じられている。
▼和田政宗議員がアップした比較写真。
▼netgeek編集部の解説入り。朝日新聞は右を見て勘違いした?
予定価格の決裁文書は朝日新聞が当初指摘した内容とぴったり当てはまる
(1)文言が「要請」から「申し出」に変わっている
(2)「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」という文言が削除されている
(3)貸し付けに至る経緯を説明した箇所がなくなっている
別の文書だったのだとすればこれは文書偽造ではないわけで、早合点した朝日新聞は大きな過ちを犯してしまったことになる。
改めて簡単な流れまとめ。
(1)財務省が予定価格について文書をつくる
(2)財務省が売買契約について文書をつくる(これが正式な取引の原本)
(3)朝日新聞が予定価格の文書のほうを見て「原本が書き換えられている!確かに見た!」と騒ぎ始める
(4)財務省は困惑。なんのことか全く分からない
(5)財務省が国会に原本を提出。もちろん書き換えられていない
(6)納得がいかない野党は審議拒否
(7)原本はそのままで、別の文書が出てきた
簡潔にまとめるとこのようなことだろう。
▼鋭い指摘を行った和田政宗議員。「まさかこういうことじゃないでしょうね?」という表現で、まだ朝日新聞の勘違いだとは断言していないが、非常に重要な事実を指摘してくれた。
これにあわせるかのように毎日新聞も情報公開請求で新たな文書を入手したと記事を公開した。朝日新聞が「原本が書き換えられた」と騒いでいるのは別文書のことなのではないかと示唆する。
参考:別文書に「特殊性」の表現 国会開示にはなし(毎日新聞)
毎日新聞は記事にて「本件の特殊性に鑑み…」という部分は地中にゴミが埋まっている問題を指していると解釈し、朝日新聞が勘違いして報じた可能性を含ませた。
謎が多かった森友学園の文書書き換え疑惑、ようやく納得がいく説明がなされた。
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